仏の街
4日目の朝はのんびりと目覚め、道の駅の休憩所でのんびりと二度寝し、ベンチに座って地元まで帰る電車を調べたり、廃人手前の朝でした。
命のボードを右サイドに設置し「人類が滅びた後に地球を支配する生き物は何だろう?イカか?」と考えているとおじちゃんに声をかけられました。
おじ「なんだおめぇ日本一周してんのか?」
僕「そす」
おじ「なんだこれ僕の手貸します...だって。ほんじゃちょっと話相手さなってくれ」
僕「うす」
本指名を頂いた僕はチンチンの位置を廃人モードから仕事モードに切り替え、おじちゃんとのトークバトルに勤しみました。
おじちゃんとの意気投合し、そのまま目的地である南三陸まで連れていってもらえることに。
キャバクラで言うところの初本指、1時間延長、モエ白、と言ったところでしょうか。
〜1時間後〜
海沿いの綺麗な町並みを眺めながら、テレビでもよく見る南三陸の三三商店街に到着しました。
おじ「せっかく来たから一緒にごはん食べてくべ。ご馳走すっから」
僕「うす!あざす!」
お後1時間延長、ドンペリ白、を頂いたキャバ嬢の気持ちです。
嬉ションしそうなくらい嬉しいです。ちょっと漏r...
そして、美味しい海鮮丼を頂きおじちゃんと涙ながらにお別れ。
一期一会でございますな。
別れを告げた後は気仙沼を目指すべく、近くの交差点でサンサンと降り注ぐ太陽の光を浴びながらボードを掲げます。
〜20分後〜
かわい子ちゃん2人組の車に乗せていただきます。
言わずもがなテンションが上がります。
チンチンの位置o...
短い時間でしたが、とても楽しかったです。別れ際にカルピスも頂きました。
カラダにピースやでホンマ。
2人ともこんなアラサー人型ホームレスの相手をしてくれて本当にありがとうございました。
裏手にある海があったのでひとしきり祈りを捧げます。
お祈りが完了し、売店のおばちゃんにボードを見せに行きます。
この躊躇のない動きがミソなのです。
すると、隣の食堂の後片付けしたら飯を食わせてくれるとのこと。
しかも隣接されたロッジで寝てってもいいと。
宮城県では仏が大量生産されているようです。
ありがたき幸せ。
ホウキを片手に食堂のフロアのゴミを覇気で吹き飛ばし、高圧洗浄クリーナー顔負けの洗浄力を誇る鉾力(モップで拭く力)で新築同様の床になりました。
太陽の光を受けた海面のように床がキラキラと反射しています。
僕の圧倒的クリーンスキルを目の当たりにした食堂の母達は、善意100%の海鮮丼を食べさせてくれました。
食戟のソーマの世界だったら「おはだけ」するレベルです。
さらに別れ際にはオニギリまで待たせてくれました。
泣くぞ。
そんなこんなで日は暮れて。
夜は街灯の下で読書をし、闇に包まれた海岸沿いで星を眺める。
ただそれだけでいい。
そんな一日。
★★★★★
▶︎移動
▶︎移動距離
53km
▶︎総移動距離
309km
▶︎本日の出金
コーンスープ168円
お茶×2、246円
▶︎本日の頂きもの
海鮮丼
アイス
マグロ丼
カルピス
オニギリ×2
▶︎全財産
21153円
★★★★★
5日目は岩手入り。
雨降るらしいどうしよう。
帰るか。
ほいじゃ(`・ω・´)
目覚ましは小学生。
どうも今朝は、小学生にテントを囲まれる恐怖とともに迎えた朝でした。
森の中でキャンプをしている時に、テントの外から獣の唸り声が聞こえてきた時の恐怖感と一緒のカテゴリーの恐怖感なのでしょう。
さて血圧が急上昇した3日目の朝は、ホームレスのホームレスによるホームレスのための食事(公園のベンチで茹で上げたパスタ、もとい家なし洋風麺)を取り、なんとなくトコトコと歩き始めます。
通りがかったファミマの駐車場で新たな命のボードを製作します。
仙台駅で笑顔を振りまこうとも考えましたが、膝の震えが止まらないという身体上の理由でやめておきました。
無理はよくない。
とりあえず北上し石巻を目指そう。
そう考え命のボード作成。
いつも以上にアグレッシブにボードを振り回し歩道を練り歩きます。
5分後。
一台の車が止まりました。
それとともに僕はヒッチハイクの天才なんだと確信します。
ヒッチハイクをするために生まれてきたんだ。と。
大喜びでピョンピョン大跳ねあがりながら車に乗せて頂きます。
話を聞くとなんと同級生。
しかもたまたま色々なことが重なってこの時間に石巻に向かうとのこと。
「天が僕に前に進めと言っている」
そう感じながら楽しく道中を過ごしました。
1時間弱で石巻着。
固い握手を交わしお別れします。
お別れした10秒後。
今朝作成したばかりの命のボードを天に掲げ駅前を歩いていると、おばあちゃんに声をかけられました。
気づけば肩を揉んでいました。
神様が僕の肩を揉みながら「さあ、前に進むのだ」そう、言っています。
キリストが聞いた天の声と同じ類の声でしょう。
とにかく1都道府県1手伝いミッションin宮城はこれでクリアです。
僕の寿命をおばあちゃんの肩甲骨に吹き込みます。
すると、おばあちゃんから「ごはんを一緒に食べに行こう」と。
計算どおr、、、まさかの申し出に二つ返事で応じます。
趣味はグルメだというおばあちゃんおススメのお店へ。店内の小洒落具合にビビります。
このおばあちゃんは、もしかしたら海原雄山の嫁かもしれません。
おばあちゃんおススメの魚の煮付け定食をいただきます。
グルメマスターの声が聞こえます。
デザートまでしっかりご馳走になった後は、近くの市場でデート。
守備範囲が大幅に広がった気がします。
帰り際も、僕のこれからの道のりを考えてくれて本当に嬉しかったし、出会えてよかったです。1000円くれました。愛してます。
マイスウィートハニーと別れ、近くに良さげな道の駅があると聞いたので、今日はそこで宿をとろうとヒッチハイクを始めます。
10分後。
とても陽気で明るい夫婦の車に拾ってもらいました。
「君はヒッチハイクで生きていくんだ」
天のお告げがハッキリと聞こえます。
ヒッチハイカーとしての極みに到達したのでしょうか。
サクサクです。
兎にも角にも、とても良くしてくれる夫婦に道の駅である上品(じょうぼん)の郷まで連れて行って頂きました。
別れ際には飲み物やタオル、「風呂に入れ」と1000円まで頂き、相次ぐ人の優しさに涙が出ました。
Tさん夫妻本当にありがとうございました。
その後は道の駅ライフを地元民と共に楽しみ、温泉に入ろうとしたら断られ、笑顔で足湯に入り、本を読みながら空想世界で現実逃避をして今に至ります。
★★★★★
▶︎移動
▶︎移動距離
53km
▶︎総移動距離
240km
▶︎本日の出金
のり弁(半額)199円
▶︎本日の頂きもの
現金2000円
煮魚定食
カボスジュース×2
タオル×2
クッキー×6
▶︎全財産
21567円
★★★★★
今日も優しさに包まれた一日でした。
明日もお手伝いしよう。
ほいじゃ(` • ω •´ )
ホームレスとバックパッカーは紙一重
どうもこんばんは、仙台の地で遭難しているものです。
本日2日目。
叔母宅でステキな朝食をいただき、自宅前に出てヒッチハイクを開始すると、偶然にも郡山に向かうという車に乗せていただくことができました。
はい、魔法カード継続です。
ということで、ちょいと足を伸ばして福島県は二本松市の道の駅まで乗せていっていただきました。
お昼までご馳走していただき感謝感激作戦通りでございます。
冗談です。
ホントにありがとうございました。
さて、身内魔法を早々に使いきったので、今度こそガチめの旅がスタートです。
張り切ってスケッチブックを文字通り振り回しますが、10台目の車に無視されてから極度の人間不信に陥り、諦めてYouTubeを見始めました。
動画のタイトルは「リーダーが壁にぶち当たったら見る動画」です。
そんなこんなしてペタンと座り込んでいると初老の男性に声をかけられました。
初老「乗れっ!」
僕「あざっすぅ!!」
男前の出現により、高さ5cmの壁を乗り越えることができました。
そんなこんなで南福島到着。
そこから5km歩いて、
命からがらコンビニを見つけ、
見知らぬ爺に「ここじゃ無理」と言われ、
国道沿いのいい感じの場所まで連れてってもらい、
お姉さんに拾ってもらってワーイってなってたら「実は、遠目で白人がヒッチハイクしてたから止まったんだよね。」と中々エッジの効いた勘違いラッキーをいただき、
反対方向なのにわざわざ国見の道の駅まで送ってもらい、
道の駅でイスに座って踏ん反り返ってたら、流暢な日本語を喋るロシア人のおじいちゃんに拾ってもらい、話を聞くと「福島市で歩いてるのを見て、またいたからこれは運命だと思って」とディスティニードライブ
仙台に到着し、ホームレスのメッカ【川沿い高架下】を目指し歩き始めます。
途中で銭湯が近くにあることがわかったので立ち寄りひとっ風呂浴びると、すでに前に進む為の電源はOFFになり閉店まで椅子に座り昇天モード。
帰り際、知らないおっさんに
という全盛期のマイクタイソンのボディブロー並みの威力を持った皮肉をいただきました。
うるせえ。自覚しかねぇよ。
メッカは諦めて近くの公園へ。
何組かの若者に声をかけられ得意げにインスタのアカウントを教えますが、ケータイで調べる素振りも見せなかったのはきっとインスタをやっていなかったからでしょう。
きっとそうです。
そして公園に着き、ホームレスのホーム、記念すべき1stエディションテントを設置し、今に至るわけです。
色々な人(おじいちゃんばかり)の話を聞けてとても勉強になった1日。
予想外に、仙台までこれたのは中々のラッキーでした。
乗せてくれたみなさまホントにありがとうございました^^
★★★★★
移動距離192km
本日の出金
カップラーメンとポカリ384円
銭湯440円
もらったもの
美味しい朝食
醤油ラーメン
干し柿×2
和菓子
全財産
19766円
★★★★★
はぁ、ステキな1日だったぜ。
明日は仙台市内でお手伝いの募集に伺いますよ。
DMお待ちしてますん。
ほいじゃ(` • ω •´ )
ジャパンツアー1日目
どうもこんばんわたむです。
今日は初日ということで余裕ぶっかましすぎて昼に出発する予定が気づけば2時過ぎ。
実家のばあちゃんに『ま、行ってくるわ。言葉さえ通じればどうにでもなるわい』と遺言ともとれる言葉を吐き捨てトコトコと歩き始めました。
実家を出て5分。
STAND BY MEを口ずさみながら歩いていると後方より声が。
?『日本一周してるんですか!?』
僕『せやで。開始5分だけどな』
?『えー!すごい!じゃぁお布施渡しておきます!』
僕『まじか』
話しかけてきたのは若者2人。
2人合わせて600円のお布施をいただきました。
強要はなしです。100%善意です。カツアゲじゃないです。
少し話をすると地元の高校生、というか僕が通っていた高校の後輩らしい。
若者の善意を無駄にもできず、ありがたく頂戴いたしました。
2人とも本当にありがとう。
インスタを教えていたので、DMでやりとりしていると僕の中学時代の同級生の弟というミラクル
世間は狭い。
予想だにしなかった善意に心震えながら、幼馴染の親に会うべく小学生低学年並みの荷物を背に歩みを進めます。
開始15分。
『もうやめようかな、、、』
そう思い始めた頃に幼馴染の家に到着。
スケッチブックを高々と掲げながら玄関前に立つと、こちらに気づいた幼馴染親と親戚たちが。
『おまえみたいなロクでもないヤツを乗せるやつなんかいないだろ』
『わたしなら絶対乗せない』
『年を考えろ。年を』
など、自分の子供の友達に浴びせる言葉とは思えない痛烈なディスをひとしきり浴びせられた後、そっとポチ袋に入った餞別を渡されました。
まさかの餞別に涙がでそうになりましたが、計算通りです。
もう一度言う。計算通りだ。
ありがとうまゆみ。計算通りだ。
家を出て20分で資金が倍以上になりました。
これは余剰金として、地方のキャバクラに行った時にありがたく使わせていただきます。
今生の別れを済ませ、いよいよヒッチハイク開始です。
なに詰め込んで来たんだ?と自分の感性を疑うほどに膨れ上がったバックパックを背負い、近くの国道沿いのコンビニを目指します。
現場に到着し始まりのヒッチハイク開始。
向かうは最初の目的地である、叔母の家がある福島県白河郡。
スケッチブックを意気揚々と掲げ通り行く車に『僕はここにいるよ』と猛烈にアピールします。
20分後。
『腕疲れた、、、もう帰ろ、、、』
家に帰る心の準備をしていた時に、コンビニから出てきた一台の車から声をかけられました。
?『乗ってく?』
僕『あざーっす!!!!』
記念すべき第一村人、もとい命の恩人です。
今回の旅が動き始めました。
お話をすると、僕の実家がやっているギターショップを知っている等々、地元ならではの繋がりのある方でした
車内で世界のミステリーについて盛り上がり、無事に叔母の家の近くまで乗せて行っていただけました。
Kさん本当にありがとうございました。
家の近くの役場まで乗せてもらってから叔母の家までは徒歩。
息も絶え絶えに叔母の家に到着。
開始3時間弱で最初の目的地まで到着することができて素直に嬉しい僕。
その後は記念すべき初お手伝いとして叔母宅の玄関前の草むしりに勤しみ、その報酬としてありったけのビールと美味しい食事をいただきました。
初日から親戚の家に泊まるという魔法カードを行使している件に関しましては賛否両論あると思いますが、やはり持っているカードは早めに使うに限ります。うん。
そんな初日。
★★★★★
移動距離27km
使ったお金
0円
頂いたお金
10600円
全財産
20600円
★★★★★
ほいじゃ(` • ω •´ )
じゃぱんつあー開催なのだ。
初めましての方も、そうでない方も、どうもこんにちわ主人公のたむです。
前回のアジア周遊編をご覧いただいた読者さま、まぁ、いうて知り合いくらいでしょうがありがとうござんした。
旅終わって半年経ったけど、ブログ上の時はまだバンコクで止まっているんだよね。
ま、いいでしょう。
ありがたいことに反響の方も大変よろしかったので、このジャパンツアー編と同時進行でサックサックと更新がんばります。完結させます。たぶん。うん。
いやね、ちゃんと書いてるし自分で読んでもクソ面白いんですけど、どうも内容の描写にこだわりすぎて、まぁなかなか物語が前に進まないんですよ。http://xxxtmxxx.seesaa.net/article/462185889.html
そんなことしているうちに飽きてパソコン閉じるでしょ?画面バッキバキだし?(パソコンの画面を破壊されたくだりはカンボジア編をご参照ください)
言い訳の嵐が吹き荒れていますが、とにかくアジア編の方も頑張って更新するんで温かく見守っておくんなはれ。
えー、今回はですね、【たむ散歩 第3章 ジャパンツアー編】ということで、
『所持金一万円日本全国無料お手伝いの旅』
を始めます。ワーイ
『とうとう前頭葉爆発したか?』とお思いの方もおられると思いますが、まぁ日本だし?日本語通じるし?大丈夫っしょ。と。
この国が、いつぞやの狂気の国の狂気の民衆が支配する国だったらお話は別ですが。うん。安心。
そして今回の旅は、いくつかのルールを設定してやっていこうかなと。
そのルールはですねー、
①公共交通機関NG(フェリー除く)
②所持金1万円スタート
③1都道府県につき1件以上の無料お手伝い
①は単純にヒッチハイクオンリー。道行く車をグランドセフトオートしながら進みます。
②に関しては、道中でモンスターを倒したり、ミッションコンプリートでお金が増えていくのはありありのあり。ちなみに友達からもらいました。S君、N君愛してる。
③のお手伝いに関しては、LINEでもSNSでもDM頂いて、道中の通りかかる土地であれば無料でお手伝いに行きます。イリーガルなことは勘弁してつかぁさい。
(できれば送迎。できればご飯。できれば嫁を紹介しt...てな感じだと喜びます)
そんな感じでやってくんで、
『実家のばぁちゃんが手伝ってくれって!』
『地元にいるから寄って行きなよ』
『近くにいるから乗っけてってあげる』
『地方のキャバクラ連れてってあげる』
といった方、連絡お待ちしておりまーす!
スーパー他力本願な旅ではありますが、道端に捨てられた子猫を拾う感覚で、温かい手を差し伸べて頂けると大変喜びます。
というか、助けて頂いたらマジで役にたつんで。うん。がんばる。
ということで、今度はちゃんとブログ更新していくんで見てくださいな。
ほいじゃ(` • ω •´ )