たむ散歩 第3章 じゃぱんつあー

令和元年6月 アジアから帰ってきた刺青だらけの元キャバクラ店長が、友達からもらった一万円札を握りしめ、ヒッチハイクオンリー『日本全国47都道府県お手伝いの旅』に出る。『日本だし、言葉通じるし、一万円ありゃなんとかなるっしょ』そう言い残し、バカは歩いて自宅を飛び出した。

ホームレスとバックパッカーは紙一重


どうもこんばんは、仙台の地で遭難しているものです。



本日2日目。


叔母宅でステキな朝食をいただき、自宅前に出てヒッチハイクを開始すると、偶然にも郡山に向かうという車に乗せていただくことができました。



はい、魔法カード継続です。



ということで、ちょいと足を伸ばして福島県二本松市の道の駅まで乗せていっていただきました。


お昼までご馳走していただき感謝感激作戦通りでございます。


冗談です。


ホントにありがとうございました。



さて、身内魔法を早々に使いきったので、今度こそガチめの旅がスタートです。


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張り切ってスケッチブックを文字通り振り回しますが、10台目の車に無視されてから極度の人間不信に陥り、諦めてYouTubeを見始めました。


動画のタイトルは「リーダーが壁にぶち当たったら見る動画」です。




そんなこんなしてペタンと座り込んでいると初老の男性に声をかけられました。


初老「乗れっ!」


僕「あざっすぅ!!」


男前の出現により、高さ5cmの壁を乗り越えることができました。


そんなこんなで南福島到着。


そこから5km歩いて、


命からがらコンビニを見つけ、


見知らぬ爺に「ここじゃ無理」と言われ、


国道沿いのいい感じの場所まで連れてってもらい、


お姉さんに拾ってもらってワーイってなってたら「実は、遠目で白人がヒッチハイクしてたから止まったんだよね。」と中々エッジの効いた勘違いラッキーをいただき、


反対方向なのにわざわざ国見の道の駅まで送ってもらい、


道の駅でイスに座って踏ん反り返ってたら、流暢な日本語を喋るロシア人のおじいちゃんに拾ってもらい、話を聞くと「福島市で歩いてるのを見て、またいたからこれは運命だと思って」とディスティニードライブ


仙台に到着し、ホームレスのメッカ【川沿い高架下】を目指し歩き始めます。


途中で銭湯が近くにあることがわかったので立ち寄りひとっ風呂浴びると、すでに前に進む為の電源はOFFになり閉店まで椅子に座り昇天モード。


帰り際、知らないおっさんに

「ホームレスとバックパッカー紙一重

という全盛期のマイクタイソンのボディブロー並みの威力を持った皮肉をいただきました。


うるせえ。自覚しかねぇよ。



メッカは諦めて近くの公園へ。


何組かの若者に声をかけられ得意げにインスタのアカウントを教えますが、ケータイで調べる素振りも見せなかったのはきっとインスタをやっていなかったからでしょう。


きっとそうです。



そして公園に着き、ホームレスのホーム、記念すべき1stエディションテントを設置し、今に至るわけです。



色々な人(おじいちゃんばかり)の話を聞けてとても勉強になった1日。


予想外に、仙台までこれたのは中々のラッキーでした。


乗せてくれたみなさまホントにありがとうございました^^


★★★★★


福島県白河郡〜宮城県仙台市青葉区

移動距離192km


本日の出金

カップラーメンとポカリ384円

銭湯440円


もらったもの

美味しい朝食

醤油ラーメン

干し柿×2

和菓子


全財産

19766円

★★★★★


はぁ、ステキな1日だったぜ。


明日は仙台市内でお手伝いの募集に伺いますよ。


DMお待ちしてますん。



ほいじゃ(` • ω •´ )