たむ散歩 第3章 じゃぱんつあー

令和元年6月 アジアから帰ってきた刺青だらけの元キャバクラ店長が、友達からもらった一万円札を握りしめ、ヒッチハイクオンリー『日本全国47都道府県お手伝いの旅』に出る。『日本だし、言葉通じるし、一万円ありゃなんとかなるっしょ』そう言い残し、バカは歩いて自宅を飛び出した。

森の仲間たちと血塗られた夜。北海道編(後編)

 

 

 

どうも、公園の良し悪しの判断基準が【寝れるかどうか】になってきたアマチュアホームレスの僕です。

 

空き缶を見てお宝に見えたら就職先は決まったようなもんです。

 

職名は【ティーサバイバーハローワーク申請中。

 

それでは絶賛職業訓練中の北の大地リプレイ後編行ってまいりましょう。

 

15日目夜

 

次回予告【森の仲間達と血塗られた夜】のエンディングストーリーを回避することに成功した僕は、ライフセーバー(命の恩人)であるHさんと共に帯広を目指していました。


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札幌在住のHさんは、たまたまにたまたまがたまたま重なってたまたま帯広に向かう途中でたまたま僕を見つけてライフセーブするに至ったそうです。

 

差し詰め、タマタマの詰め合わせといったところでしょう。

 

 

、、、

 

 

〜2時間後〜

 

 

お仕事の関係で世界各地に飛び回っているというHさんと話がおおいに盛り上がり、大雨が轟々と降りしきる中、あっという間に帯広駅に到着しました。


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本当にマジであなたに出会えていなかったら、みなさんとは近日中にYAHOOニュース越しの再会となっていたに違いありません。

 

本当にありがとうございました。

 

僕だったら夜に高速入り口の車道でヒッチハイクしてるやつなんか拾わないです。

 

拾う側もある意味変態だと思います。

 

そんなわけで帯広駅到着時刻は23:00過ぎ。

 

さすがにこんな夜遅くに叔父さんに連絡する図々しさは持ち合わせていないので、雨のなか今宵のスリーピングスポットを探します。

 

幸運なことに駅の近くには図書館があるとのこと。

 

天気予報を見る限り明日も終日雨。

 

なんとか図書館に近くて雨宿りができる場所でお休みしたいものです。

 

ひとまず図書館の周辺をチェックしに行きましょう。

 

図書館につくと、なんと入り口横に8畳ほどの雨を凌げるスペースがあるではありませんか。


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ここで心の中で密かに育んでいた僕の中のシティーサバイバーが目を覚まし、なんのためらいもなくオープン野宿を決意。

 

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やはりシティーサバイバーの素質があるようで、寝袋に入って3分で向こう側に行くことができました。

 

めでたくプロデビューを果たし帯広の初夜は更けていくのでした。

 

 

16日目

 

AM7:00

起床直後、図書館の職員と窓ガラス越しに目があいました。

 

汚物を見るような目であらせられました。

 

図書館に出勤してきてブラインドを開けたら、目の前に寝袋にくるまった髭ロン毛がいたらそりゃそうなりますわな。

 

正しい反応です。

 

 お天気はどしゃぶり。僕の心もレイニーブルー

 

開館はAM9:30。

 

それまでこの場に待機しながら職員と見つめ合い続ければ、なにか大切なものを失ってしまいそうな気がするので、開館するまでの間は駅の待ち合い室で待機することにします。

 

そしてAM9:40入館。

 

受付には今朝のモーニングコールを鳴らしてくれたオバちゃん職員がいらっしゃいました。

 

チッ

 

軽く舌打ちのような音が聞こえたのは、今朝食べた雑草に含まれる神経毒の影響でしょう。

 

ここは大人の対応どにこやかに挨拶をして、不測の事態(今夜宿無しになり昨夜泊まった場所に連泊することになった場合)に備え、少しでも印象をよくしておきます。

 

それからは【プロフェッショナル〜仕事の流儀〜】を見て学校の先生になりたくなったり、【金持ち父さん貧乏父さんシリーズ】を読み、『僕も金持ちになってキャバクラで金にモノを言わせて豪遊するよロバート、、、』と自分が現在シティーサバイバーである事実を忘れ、現実逃避の妄想に浸ったりなんだりと充実した時間を過ごしていたら閉館の時間がやってきました。

 

 閉館の時間に合わせたかのようにここで叔父が車でお迎えに現れます。

 

身内系魔法カードを駆使しお家までレッツゴー。

 

見知らぬ従兄弟達(小6、高1、19歳)と初対面の儀を執り行います。

 

食器を洗い、洗濯物を干し、お手伝いしたつもりになって1人大満足。

 

その後は叔父と共に乾杯。

 

やはりこの世で1番うまい酒はタダざk,,,約20年ぶりの再会を祝う酒は北海道の夜にステキな彩りを添えてくれるのでした。

 

 ちゃんちゃん。

 

あ、帯広だけでしか食べれないという【インデアンカレー】が大変美味しゅうございました。


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十勝地方のソウルフードらしいです。


どうです?写真だとあまり美味しくなさそうでしょ?


帯広にお越しの際は是非。

 

ちゃんちゃん。



 

17日目

 

この日は月曜日ということもあって、朝から子供たちを送り出すのにバッタンバッタン。(僕は、おは4観てた)

 

これぞ朝ごはん』というべき素晴らしい朝食をいただきます。


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そして隣町のコンビニまで乗っけて行ってもらいお別れの時。

 

大金持ちになったら帯広の牧場を買収して売れ始めたモデル系タレントがロケに来るようにして色々な意味の牧場にします』と誓いを立て、熱い抱擁を交わして旅再スタート。

 

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来て良かったぜ。帯広シティー

 

 

さて、北海道での目的は達成されたことですし早々に脱出しましょう。

 

幼馴染のサイコパスKATOからは【日本最北端の地宗谷岬】に向かうよう指示がでましたがもちろんシカトです。


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来た道を戻ってフェリーに乗るために函館を目指します。

 

 

どれどれ、函館まではどれくらいかな〜

 

Google 


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ふ〜ん。406kmね〜。




へぇ〜



 

へぇ〜( ゚д゚) ・・・ 



(つд⊂)ゴシゴシ 



(;゚д゚) ・・・ 



(つд⊂)ゴシゴシゴシ



(;゚Д゚) よっ、406km!?

 

 

東京から名古屋行くより遠いじゃねーか!

 

何日かけりゃ戻れるんだよ!

 

大きすぎる目標は時として人を壊す。という格言にもあるように(今作った)身の丈に合わない目標を立てても現実とのギャップでモチベーションが削がれ、自分のパフォーマンスを最大限に発揮することはできません。

 

ここは一旦、もう一度叔父を召喚し叔父宅でビールをしばきつつもう2,3泊ながら作戦を練って出直すか、、、


と脳内会議で閣議決定されかけましたが、マニフェストが『なるべく楽に生きる』という田村内閣に対する内閣不信任案が急遽可決し解散。


マニフェストが『Open your heart』の新生党SSS党(すごくシティーサバイバー党)】へと電撃政権交代


当初の内閣提出法律案であった【リメンバー帯広法案】は過半数割れで否決。


新たに閣議通過したばかりの新法案【知ってるか?歯食いしばって最初の一歩を踏み出したら、次の一歩も勝手に前に出てくるんだぜ?法案】が閣議決定


当日より新法案公布につき函館競馬場での出馬を決意。



 

、、、とか言うてる場合じゃない、、、


本当に。こんなアホなところに時間かけてるから、ブログとリアルタイムの差がドンドン開いていくんだよなぁ。

 

 

とにかく渋々のヒッチハイク開始。

 

がんばる。


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〜3時間後〜

 

 

歩いて近くのICまで目指しています。

 

前回解散したはずの田村前内閣の支持率が急激に上昇しています。


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一歩一歩と前に進むたびに支持率も比例して上昇していきます。

 

免れられない前内閣マニフェストの魔力。

 

北の大地で俺は何をしているのだろうか。

 

自問自答が始まりますが、それでも歩きます。歩きます。歩きます。

 

道幅のでかい道路にたどり着くことができたので5kmぶりに荷を降ろしてヒッチハイク

 

と、始めた瞬間一台の車が止まりIC近くの公園まで乗せて行ってくれました。速攻魔法。

 

短い時間でしたがIさんありがとうございました。


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そしてたどり着いた公園。なんだか哀愁漂う雰囲気を感じます。


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哀愁に包まれながらボードを振り回すこと10分。

 

前方に古いハイエースが止まりました。

 

急いで駆け寄り中を覗き込み運転手に声をかけます。

 

僕『こんにちわー!千歳まd、、、』

 

運転手『サッポロマデイクケド』

 

僕『あっ、、、じゃあ札幌まで、、、』

 

運転手がめっちゃ黒いです。すごく黒いです。石炭級に黒いです。

 

車を覗き込んだ瞬間はたじろいだ僕ですが、ヒッチハイクに人種は関係ありません。

 

行き先は急遽変更。千歳を通り越して札幌シティー

 

まぁいいでしょうとワンツーで乗り込み、セネガル人がハンドルを握りアフリカンレゲェが鳴り響くハイエースは北海道最大の街札幌へ。

 

ビガッビガッ


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〜3時間後〜

 

 

札幌はススキノに到着しました。

 

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この旅初めての車内熟睡(ド失礼)をかましていたのでHP全回復。


あっという間の到着です。

 

そしてお別れ。

 

会話のキャッチボールをした合計時間は3分にも満たなかったのに、別れ際にリンゴとバナナをくれました。


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餞別がフルーツってあたりがイカしてます、さすがセネガル

 

アサ本当にありがとう。

 

お別れしたあとはバナナを頬張りながら札幌の街並みを散策。

 

側頭部が長年放置された古民家の庭みたいになっていたので1000円カットで髪を切り、散歩しながら銭湯を目指します。

 

そしてバスタイム

 

ススキノの大地を真っ赤に染めてやりました。

 

xxxtm3xxx.hatenablog.com

 

番台のオバちゃんがあまりの流血具合にヒいてましたよ。ええ。

 

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この出血量。文化的生活を営む方でしたらもちろん病院直行レベルです。しかしドクドクと流れ出る血流はドライヤーで乾かし蓋をします。ティーサバイバー界では日常の光景なのです。

 

流血して『これはオイシイ』となぜかテンションが上がったハンデキャッパーの僕はコンビニに駆け込み、ストロングゼロをしばき上げ、そのままの勢いでススキノの記念撮影スポットとして有名なあのニッカウイスキーの看板のかかる交差点でお手伝いの押し売りを始めるのでした。


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6月半ばとは思えないバカ寒さの中、観光客の写真を取ってあげたり、キャッチの人に絡まれたり、道行く人に絡まれ500円もらったり、路上ライブでオツな奇声をあげる少女を負けじと奇声をあげながら応援したりしていたらあっという間にPM24:00を過ぎていました。

 

結局なんの収穫もないまま(500円くれたiさん大好き)イタズラに時間だけが流れて行きます。

 

しかしさすがは眠らない街ススキノ。終電過ぎても人がめちゃくちゃちゃいます。

 

終電後の歌舞伎町を完全に上回っていました。さすがでございます。

 

そんな人波の中に流されゆくわたし。

 

途中、背後から居酒屋のキャッチと思しきワイルド系イケメンが近づいてきているという気配を感じバッ!!と振り返ると、やはりそこにはワイルド系イケメンが1メン。

 

こんばんわん』と挨拶をすると僕が持っていたボードに興味を持ってくれたらしく、外に出ていたお店のオーナーの元に連れて行ってくれお手伝い許可快諾。


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お手伝いin北海道。

お店のビラ配りin夜カフェSapin


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 期待と少しの寂しさを抱えた都会に迷い込みし人々の手元に、与えられたビラを華麗なビラ捌きで順序よく収めていきます。

 

 ステップを踏むが如く与えられたミッションを可憐にこなしていたところ、女性2人組が僕のボードを見てあまりに不憫だと感じたのかお店まで来てくれることに。

 

 ありがてぇ。

 

無事にミッションをこなしたお礼にということでオーナーイチオシのsapin特製油そば(夜カフェなのに)をご馳走に。


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そして付いて来てくれた女性2人と何故かともに食事をし、しっかりと酒までたからせていただきました。


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油そばうめぇ。(夜カフェなのに)

 

すすきのの地に爪痕が残せた良き夜。

 

オーナーのこだわりが詰まった美味しくてそれでいてお洒落なメニューが目白押し。

 すすきので洒落た夜を過ごしたい方は是非お立ち寄りください。

 

【ソーシャルラウンジサパン】

札幌市中央区南5条西6丁目9-3ニュー桂和ビル9f

sapin.owst.jp

 

 

 

18日目

 

 前日の夜に全てを出し切った僕はこの日完全電源オフ。

 

公園で目を覚まし死ぬほどボーッとします。

 

そして図書館で本を読み、近くの小さな球場で草野球を眺め、テニスコートでJKを視姦し、村上春樹の世界に迷い込み、と『定年後に仕事に行かなくなったおじいちゃんが何をしていいかわからなくなってなんとなく過ごしてしまった1日』的1日でした。

 

この日の感想は『ウインナーって意外と高いのね』です。

 

 

 

 19日目

 

この日は札幌出発日。

 

函館を目指し路上を歩き始めます。

 

函館までは241km。相も変わらずクソ遠い。


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前回の反省(千歳〜帯広間)もあるので、高速で一気に行こうとせずに、細かくとも確実に進んで行こうと札幌市内を国道沿いにウロウロと1時間半近く歩き周ります。

 

なんでわざわざそんなに歩くの?バカなの?』とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、ヒッチハイクは”どの場所でやるか”というポジション取りがモノをいうのです。理解できない方はタピオカでもすすっててください。

 

そんなこんなでマイベストプレイス【目的地まで1本で行ける国道沿いのコンビニ】に場所を定めヒッチハイク開始。


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開始15分。

 

中山峠方面】と書かれたボード掲げていると真っ黒なエスティマに乗ったイカツいアニキが手招きをしています。

 

今度こそ不良かと思ったら函館に引き続きめちゃくちゃ良い人でした。

 

悪意持ってヒッチハイカー拾う奴なんかそうそういないっすよね。そうっすよね。

 

Gのアニキありがとうございました。


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定山】なる場所で降ろしてもらい、引き続き中山峠を目指します。

 

 

〜20分後〜

 

 

旅行に来ていた仲良し夫婦に拾っていただき中山峠へ。

 

Mさん夫妻ありがとうございました。

 

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辿り着いた中山峠の道の駅なる場所ではあげいもが名物なようで年間400万人の旅行者が訪れる場所みたいです。


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もちろん、ご当地名物などというものは僕には一切関係ありませんがね。

 

名物あげいもの看板を眺めて食事をしているイメージトレーニングをしていると溢れ出るシティーボーイ感を隠しきれていないイケてるオジさん2人に声をかけられました。

 

話を聞くと、お2人とも海外バックパッカー経験有りということで盛り上がりニセコの近くまで乗せて行ってくれることに。

 

人生のタメになる話をたくさん聞かせてもらい、ただただ楽しいドライブ。

 

Oさん、Nさんありがとうございました。


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降ろしてもらった場所は【倶知安



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読めないだろ、、、



くっちゃん】ってなんだぜ、、、これで、、、

 

 



読めるか。

 

 

北海道は開拓後もアイヌ文化が色濃く残り、地名そのままに漢字を当て字にして付けた地名が多い為、変わった読み方をする地名が多いそうです。

 

ちなみに【】こちらの漢字は通常【かんむり・かん】と読みますが、北海道の地名になると【占冠(しむかっぷ)】【愛冠(あいかっぷ)】などと読み方が【かっぷ】になるそうです。

 

 


読めるか。

 

 

そんな読めない街、倶知安で本日4度目のヒッチハイク開始。

 

真後ろには芝生の広がった公園もあり、ここで寝てったほうが良いんじゃないかと思わせてくれる好立地です。

 

最高の保険を携えボードを振り回します。

 

 

〜そして1時間後〜

 

 

本格的にテントを張る場所を探し始めた時に一台の車が。

 

運転手『ニセコまで(10km位)だったら乗せてくよぉ

 

僕『お、お願いしゃあす!

 

正直、この保険を捨てるには惜しい小刻みの移動でしたが、わざわざ止まってくれたご好意を無駄に無下にするわけにもいきません。

 

すぐさま乗車。さよなら僕の保険。

 

名はHさん(65)。そして盛り上がる車内。

 

口を開くHさん(65)。

 

Hさん『せっかくだから【長万部(おしゃまんべ)】まで乗せてってあげるよぉ

 

僕『まじっすかぁ!!!

 

と、10km→80kmと倍倍倍延長。さすが北海道民のドライブ感覚。 ありがてぇ。

 

途中でHさんオススメだという美味しいラーメンもご馳走になりご機嫌トリプルアクセル


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長万部のコンビニまで連れて行っていただきました。

 

Hさん色々とありがとうございました。

 

 

着いたコンビニから函館まではちょうど100km程。

 

日も暮れ始めたことですし今日の所はここまでにしておきましょう。

 

周りを見渡すと野良猫感覚でクマさんと遭遇しそうな場所です。

 

命を守るために駐車場にテントを駐車して寝ましょう。

 

だだっ広い駐車場には大型のトラックが数台停まっています。

 

トラックの目の前にテント張っといたら函館まで乗せてってくんねーかな

 

と並んでいるトラックを眺めていると宇都宮ナンバーのトラックが。

 

乗せてもらいたいとかどうとかではなく、単純に同郷の人間と広大な北海道の地で遭遇できたことにテンションが上がり乗っていた運転手(おいちゃん)に話しかけます。

 

ドンドンドン!

 

僕『こんばんわー!宇都宮の人なんですかー!?

 

おいちゃん『そうだぞー。なんだどっから来たんだ?

 

僕『黒磯ですー!ヒッチハイクで日本一周してるんすー!

 

おいちゃん『そうなんかー!今日は寝っから無理だけど、明日の朝一栃木帰るからそれで良かったら乗っけて行ってやるぞー!

 

僕『まじすかー!!おねがいしゃーす!!

 

意図せず予約成功です。

 

翌朝の4時に約束をして就寝。

 

逃げられないようにMさんのトラックの真横にテントを張って翌朝に備えます。

 

 

20日

 

AM3:30

 

起床。

 

テントを撤収しローソンのトイレの鏡で身支度を整え、予約ヒッチハイクの時を待ちます。


起きてきたMさんと挨拶を交わし一行は函館フェリーターミナルへ。

 

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同郷ということもあり、100kmの道のりも大いに盛り上がりあっという間に函館着。

 

朝飯やらなんやら色々と買っていただいたうえに、昼飯にと牛丼まで持たせてくれる男前っぷり。


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その男気をタッパーに詰めて持って帰りたい。

 

そして先にMさんが出航する時間になりお別れの時。

 

Mさん『黒磯通るけど乗ってくか?

 

まさかの地元までダイレクトワープ。オレは仮想現実で桃鉄でもやってんのか?

 

僕『お願いしm,,,,s,,,,,,いや、マジで本当に帰りたいんですけど、次に進みます!!

 

あわよくば『タイム』と称して一旦帰ってやろうかとも考えましたがなんとか踏みとどまりました。

 

Mさんありがとうございました。栃木に帰ったら必ず会いに行きます。

 

Mさんを見送り僕もターミナルへ。


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北海道での思い出を振り返ってなんだか嬉し寂しい気持ちがごっちゃになっていて不思議な気分です。

 

そして時間になり乗船。


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10日間いた北海道ともお別れ。死ぬほど寒くて、初めは一刻も早く立ち去りたかったけど、人はとにかく暖かかったなぁ。

 

 

またいつか、北海道。


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TSU☆ZU☆KU

 

 

 

★★★★★

 

【北海道後編】

 

▶︎移動

帯広〜御影町〜札幌〜定山〜

中山峠〜倶知安長万部〜函館

 

▶︎ヒッチハイク台数

8台

 

▶︎総移動距離

1756km

 

▶︎お手伝い

⑨『食器洗い、洗濯物干し』

⑩『ビラ配り、キャッチ』

 

▶︎頂きもの

インディアンカレー

お酒しこたま

ごはんしこたま

おにぎり×2

お茶500ml

ジャンパー

バナナ、りんご

お酒しこたま

油そば

お茶280ml

うなぎパイ

缶コーヒー

きびだんご

ラーメン

缶コーヒー

缶ビール

コーヒー×2

タバコ

ライター

北海道限定っぽいシュークリーム

チーズ牛丼

おろしポン酢牛皿定食

★★★★★

 

 

ほいじゃ(• ω •´ )

 

 

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