たむ散歩 第3章 じゃぱんつあー

令和元年6月 アジアから帰ってきた刺青だらけの元キャバクラ店長が、友達からもらった一万円札を握りしめ、ヒッチハイクオンリー『日本全国47都道府県お手伝いの旅』に出る。『日本だし、言葉通じるし、一万円ありゃなんとかなるっしょ』そう言い残し、バカは歩いて自宅を飛び出した。

6月に日本で凍死する案件って何件目ですか。青森編。

 

どうも北海道は函館の現場からお送りしております。

 

いつも通り具合の良い公園を見つけ野宿をし朝目覚めてテントのチャックを開けると、目の前に見たら分かるタイプのクレイジージャーニー系オジさんが何かを必死にメモしていました。

 

一応『おはようございます。役所の方ですか?』と尋ねるとゴニョゴニョと曖昧な返事。

 

そしてスッと渡される一通の手紙。

 

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なんだ日本一周応援隊の倉本さんか。

 

どこかしらの関所でなにかしらの効力を発揮するであろう手形を残し倉本さんは去って行ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰だよ。

 

 

 

現場からは以上です。

 

 

 

寝起きドッキリが主流となりつつありますが、青森編いってまいりましょー。

 

 

7日目

 

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盛岡から送ってきてくれたTさんに別れを告げ、八戸の散策し始めます。

 

しかしながら僕が期待していた光景とは少々違く、人通りとネオンの数がやや少なめであります。

 

う〜ん、降ろしてもらう場所間違えたか?

 

とりあえず近くの店に突入して庶民から情報を聞き出しましょう。

 

2,3件突入し周辺情報をかき集めると、繁華街は【本八戸】だそうな。

 

地図で調べます。

 

なんだここらから6kmか。

 

クソが。

 

暗いし寒いし腹減ったしここどこモードファイナルステージだけど、ま、いいでしょう。

 

すぐそこボード】を掲げながら闇夜の国道をひた歩きます。

 

しばらくして、メルカリの出品商品の説明を打ち込みながら歩いていました。

 

このバッグパックさえあれば、世界のどこに行ってもとりあえず生きていくことができます。共にアジアを旅した盟友とも言えるバッグです。ご理解のある方、僕の意思を引き継いでいただける方のみご購入ください、、、と。これでよし。

 

さようなら相棒。

 

スッ、、、

 

と、出品ボタンを押そうとしたまさにその時。

 

後ろから走ってきた車のドライバー(金髪ギャル)と目が合いました。

 

メルカリ出品ページをワンツーで削除し、無人島に取り残された遭難者がセスナを見つけた際のシーンを想起させる動きで自分の存在をアピールします。

 

すると、八戸市民の生活を支えるスーパー【Cubシンフォニーセンター店】の駐車場に金髪ギャルの車が入って行きました。

 

絶対に逃がさない

 

ここでこの車を逃したら待つのはメルカリの商品出品ページのみ。

 

ここまで優しくしてくれた人たちの顔が頭をよぎります。

 

この勝負負けるわけには参りません。

 

絶対家に泊めてもらう

 

そう固く決意し駆け出します。みんなの力を貸してくれ。

 

僕『こんばんわー!!泊めてください!!なんでもします!!

 

ギャル?『え?(笑)いきなり?(笑)泊めるのは無理だけど近くまでだったら送って行くよ(笑)』

 

僕『おねしゃぁぁーす!!!(チッ)』

 

ということで、本八戸まで乗せていただきました。

 

運転手の金髪ギャルの正体は、遠目は完全にモード学園に通うギャル。

 

近くで拝見すると芸術家タイプの綺麗なおばさまでした。

 

大変失礼致しました。そしてAさんありがとうござんした。ストライクゾーンがメジャー仕様に広がった気がします。

 

 

そんなこんなで【全部壊して、ゼロになれモード】から脱出し、相棒を出品することなく八戸の繁華街にたどり着きました。

 

早速、周辺の通りを練り歩きリサーチ開始。

 

通りにいるキャッチの数もそれなりで期待できそう。

 

フラフラと歩き始めると1組のカップルが声をかけてきました。

 

お手伝いしながら日本一周している旨を伝えると『じゃぁ明日送っていきますよ』とのこと。

 

予約ヒッチハイク成立の瞬間です。

 

出会って1分で明日朝の予定が決りました。

 

見知らぬ人に会ったら必ず目的地まで送っていくように幼少期から特別な教育でも受けてきたのでしょうか?

 

Yさんと連絡先を交換して仏夫婦とお別れ。

 

まぁ、あんまり期待しすぎてもね、連絡なかった時に落ち込んじゃうからね、平常心で行きましょうね。

 

そして平静を装い歩き始めますが、喜びが溢れ出るあまり、足元のステップがやけにダンシングトゥナイ。

 

身体は正直なものですよ。

 

(΄◉◞౪◟◉`)

 

さて、明日の予定も決まったことだし、どこかに根を下ろして客引k,,,まだ見ぬ迷える仔羊ちゃん達を救いにでもいきましょう。

 

通りにいたお兄さんに聞くと、わけわかんないことするやつらがいつも陣取っている場所があるということで、そこに荷物を置き【僕の手の押し売り】を開始します。


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インドの客引きも思わず手を合わせ拝んでしまう華麗な押し売りで八戸市民を翻弄します。

 

 

〜2時間後〜

 

街行く人に『なんでも良いんでご飯たべさせてください』と乞食にジョブチェンジし始めた時、通りがかった2人組の女子のうち1人がマジマジと僕のことを見つめていました。

 

僕『はい、こんな感じでやらしてもらってますけ

 

女の子『えー、じゃぁ飲み行こうよー

 

僕『はい、喜んで!!!!!!

 

どれほどこの言葉を待ち侘びたことでしょう。

 

いま目の前に立っているのはきっと女神か酒ヤクザのどちらかでしょう。

 

とにもかくにも嬉々としてついて行きます。

 

途中、コンビニに寄ると女の子たちの知り合いである男性2人とバッタリ会ったらしく、その方たちも追加され計5人で近くのダイニングバー的なお店へ。


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4人もお店のスタッフもホームレスの僕を歓迎してくれる雰囲気のいい方ばかりで八戸の優しさが身に染みました。

 

ここで出会って10分のK君の【人生相談】ということでお手伝いミッションクリアin青森クリアさせていただきました。

 

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K君の今後の人生に何かしら良い影響が与えられたら幸いでございまする。

 

久しぶりの酒場での飲みでしこたま飲んでいると、『ホテル予約したんで名前と電話番号教えてください』と一緒に来ていたH君からのサプライズ。

 

やはり八戸に住んでいる人たちはマザーテレサの子孫だったようです。


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店をでた後はホテルまで見送ってもらい、さらには餞別までいただき感無量。

まさにガンディーも抱きしめて養子に迎え入れるレベル。

優しさの詰め合わせ。マザー八戸。青森のガンディー。マジで嬉しかったです。みなさんありがとうございました。

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一週間ぶりのベッドで幸せに包まれながらおやすみなさい。

 

 

 

8日目

 

優しさの余韻に包まれながらおはようございます。

 

うん、二日酔いだね。

 

本日は予約ヒッチハイクの日。

 

準備と下痢を済ませ電話を待ちます。果たして本当に仏は存在するのでしょうか。

 

 

〜AM10:00〜

 

着信音が鳴り響きました。画面を見るとYさんです。仏現る。

 

急いでチェックアウトしホテル前まで。

 

いた。

 

出会い系で会う約束をしてドキドキしながら待ち合わせ場所に行くとそこには1人の美女が。の時の気持ち。それ。

 

ということで、仏の群れが生息する八戸から、この旅初の予約ヒッチハイク十和田市まで送っていただきました。

 

道中、2人の話で盛り上がったドライブ、ただただ楽しかったです。

 

雨も降っていたことですし、この仏夫婦に出会っていなければ再び【全部壊して、ゼロになれモード】に入ってヤケをおこしていたことでしょう。

 

Yさん夫妻本当にありがとうございました。ステキな夫婦でした。

 

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そして仏たちとお別れし十和田市の商店街。

 

雨が降っています。レイニーブルー

 

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湿気で脳の回路が異常をきたしていたのでしょう。

 

気づけば古き良き定食屋でチャーシューメンとご飯を食べていました。

 

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『金なし旅、しかもこんな序盤にチャーシューメン。ご飯付き』

 

こんなに背徳感を感じながらすするラーメンは生まれて初めてです。

 

背徳感も相まってか死ぬほどこうふn,,,美味しかったです。

 

【人生を豊かにする秘訣(スパイス)は背徳感である。】

 

謎の自論を展開しながら茶をすすり定食屋を後にします。

 

 

さ、これからどうしましょうかね。

 

とりあえず近くに図書館あるらしいし、そこにでも行きますか。雨降ってるし。

 

雨が降りしきるなか歩くこと15分。

 

図書館に到着しました。

 

ほんで見てビックリ、十和田の図書館ったら超綺麗&おしゃれ。

 

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※写真は関係ありません


図書館が演出できる領域を超えており、コンクリート打ちっ放しかつ吹き抜けの図書展示スペースまで兼ね備えていやがります。図書館のクセに生意気です。デザイナーか?予算にモノを言わせて青山在住のデザイナーでも雇ったのか?

 

みなさんにもご覧頂きたかったのですが、もちろん写真は撮り忘れました。もちろん。

 

カフェ(図書館)の展示スペースで吹き抜けから注がれる光を受けながら恥ずかしげもなく大イビキをかいて爆睡(まさにホームレス)した後は、周辺の公園に寝床を探し(まさにホームレス)に図書館(カフェ)を後にします。雨風を凌げるナイススポットを見つけた。明日も来よう(まさにホームレス)。

 

そして近くで見つけたサッカー場の横で野営開始。

 

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大量のパスタを胃袋にぶち込み、電灯のもとで本を立ち読みし、夜は更けていくのでした。

 

 

9日目

 

サッカー場で元気に駆け回る少年たちの声で目をさまします。

 

時計を見るとAM6:00。早朝。

 

冷静に早すぎるだろう。

 

家で飼ってる鶏の鳴き声が目覚ましです』ってか。やかましいわ。

 

動き出しの早いお年寄りでも目覚ましテレビ見終わってからゲートボール始めるわ。

 

少年たちを横目に準備をしているとJKの女子サッカーチームが現れたのでお手手を動かすのをやめソッとまぶたを降ろし聞こえてくる『キャー』だの『アハハ』だのの黄色い声を僕に向けられているものだと仮定した物語を脳内に描き始めます。

 

短編小説『HとJK(ホームレスと女子高生)』を脳内で書き上げ、再びのカフェ(図書館)へ。

 

ブログなんて始めなければ良かったと後悔しながら、3時間以上をかけ1円にもならないブログを完成させます。

 

一仕事(無給)終えたので次の目的地である【野辺地】を目指してヒッチハイク開始。


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ポジションを探しながらしばらく歩き、見つけた稲荷神社の前でボードをぶら下げていると、やけにハイテンションな母親と娘さんの親子の車に乗っけていただきました。


長年の夢でも叶ったようなテンションです。

 

話を聞くとヒッチハイクをしている人を乗せるのが夢だったとのこと。

 

夢が小さすぎるだろうとツッコミを入れながらも楽しい道中でした。

 

夢を叶えた張本人がこんな髭面ロン毛の社会からツマはじきにされた大人でごめんなさいね。

 

Aさん親子ありがとうございました。

 

 

降ろしてもらった場所は野辺地の手前【七戸(しちのへ)道の駅

 

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青森には八戸やら七戸やら【◯戸】シリーズが所々に点在しており、場所も順不同でなんの法則性も見当たらないため、ケータイの無い時代には始めてこの地を訪れた旅人を惑わす魔の領域【難戸(なんのへ)】と呼ばれる難所だったそうです。知らんけど。

 

数ある◯戸シリーズのうちでも一際パワースポットとしてたぶん有名な七戸。知らんけど。

 

ひとまずブラブラと周辺にいる人に聞き込み調査をします。そして飽きます。致命的な飽き性。ベンチに吸い込まれていきます。

 

大好きなベンチに座っていたところ見知らぬ老夫婦にソフトクリームを買ってもらって5歳児クラスの満面の笑みを浮かべキャッキャしていましたが、ベンチに座って2時間が経ちあ、ここダメなとこ』と気づき場所移動。おせーよ。


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国道沿いでカントリーロードを口ずさみながらボードを掲げているとすぐに一台の車が。

 

野辺地に住んでいるそうで、嫁からの『早く帰ってこいや』を無視して海沿いの公園まで乗せて行ってもらいました。

 

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タマタマをぶら下げて生を授かったものにしかわからない情ってものがそこにはありますよね。

 

Sさんありがとうございました。ホームレスを海沿いに干してきた故にとよろしくお伝えください。

 

そして野辺地の地にて2日ぶりのお風呂。


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体から段々と獣のようなニオイがしてきたような気がしないでもなくもないこともありません。

 

生後1週間のヌーに近いニオイかもしれません。

 

ヌー臭が漂っているのか受付のババァがやけに塩対応です。優しくしてくれよババァ。


さて、優しさをゲットするのは風呂上がりにやるとして、旅中にこしらえたヌー臭を洗い流すとしましょう。

 

ここの銭湯は史上最安値の380円。しかもサウナ無料。

 

東北以北の銭湯は寒いからでしょうサウナが無料で入れて天才的。

 

受付のおばちゃんから頂く訝しげな視線を全身で受け止めバスタイム

 

脳みそが沸く手前までサウナで煮詰められます。

 

すっかり脳みそが沸いたところで銭湯をあとに。


脳みそが沸いていたので優しさは拾い忘れました。

 

今宵の寝床は海沿いの公園に目星をつけてあるので食材を手に入れるため近くのスーパーへ。

 

セール品を買い込みいざ今宵の寝床。

 

そして気づきます。

 

近くに革命軍リーダーのモンキー・D・ドラゴンさんがいるのでしょう。

 

風がすごいね。

 

うん、こりゃあれだ。

 

冬だね。

 

絶望的な寒さです。

 

あの冬眠知らずの年中無休で有名なプーさんもいよいよ冬眠考えるレベルの寒さ。

 

聞いてた話とちがうじゃないかクリストファー・ロビン

 

プーさんのそんな声が聞こえてきそうです。

 

クリストファー・ロビンに助けを求めましたが、極寒の海沿い公園に姿を現わすはずもなく、一人でこの状況を打開しなければならない羽目になります。

 

ドラゴンさんの妨害にあいながらも、なんとかテントを組み立て杭を地表にぶち込みます。

 

お次は食事の準備。

 

買ってきた食材と道具一式を机の上にぶちまけます。


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するとシメジが飛んでいきました。


袋ごとまるごと飛んで行きました。

 

シメジが風に飛ばされ飛んでいく貴重なシーンを目撃することができました。

 

長い人類の歴史上でも6人くらいしかいないと思います。

 

言うてる場合じゃありません。

 

シメジを救出し水道で小松菜(68円)と共に土を洗い流します。

 

洗い終わったらお湯を沸かしましょう。

 

しかし、ヒマラヤの登山チームも『Oh, my god,,,』と生への執着を手放すレベルのこの風の前では、バーナーから放たれる炎はまさに風前の灯。

 

死にかけのヒトカゲのシッポの炎くらいしかありません。

 

『ファ◯ク!!!!』

 

正直お料理どころではありませんが、身体で風防を作りなんとかしてちゃんこ風肉うどんを仕上げます。


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まさにここが食戟のソーマの世界だったr,,,

 

命をかけて作っただけあって味は美味しかったです。


食戟してたら勝ってたな。

 

そして風にはためくテントの中で、隙間風Lv.99のダイレクトアタックを全身で感じながら眠りにつくのでした。

 

 

 

 

10日目

 

 

天からのお迎えがすぐそこまで来ていた凍死寸前の夜が明けました。

 

外の状況は変わっていません。

 

本日は知り合いのお母様による予約ヒッチハイクの日。

 

幾度となく飛ばされていくテントの布に殺意を覚えながらも身支度を整え、集合場所のローソンまで行き合流。バナナとアクエリアスをくれました。あざす。

 

目指すは【むつ市

 

初対面でしたが(全員そうだが)とても親切にしていただき楽しい道中でした。

ありがとうございました。娘さんも手配ありとぅーす。


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そんなこんなでむつ市到着。

 

青森の寒さをこれでもかと舐めていた僕は防寒対策などほぼ皆無といっていいレベルでしたが、昨日の現実を肌で体感し、今夜こそは天からのお迎えが僕の身体に届くんじゃないかと本気で心配になり、たまたま降ろしてもらった場所の目の前にあったユニクロさんで上着を購入しました。

 

ユニクロでどれを買おうか40分間真剣に悩む日が来るとは思いませんでした。

 

無駄な長考の末1300円のセール品を手に入れ、今宵、天のお迎えを殉職させてやる準備は整いました。

 

目指すは本州最北端であり北海道行きのフェリーが出ている街【大間


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大間の本マグロで有名なあの大間です。

 

大間へと続く国道へ出てヒッチハイク開始。約50kmの道のりです。

 

よいしょよいしょとボードを振っていると、オバァちゃん二人組が止まってくれ途中までだったらと乗せてくれることに。

 

ほんと途中までだからね!途中までね!』と念に念を押されている最中、3km先で降ろされました。


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繁華街でキャバクラの客引きに声をかけられ『可愛い子いるの?』と聞いたところ『いやぁ〜、ブスしかいないっすねぇ〜』と言われ、その正直な姿勢が気に入ってついて行き、入店してついた女の子が全員もれなくおブスちゃんだった時の気持ち。それ。

 

Sさん姉妹乗せていただきありがとうございました。

 

少しでも進めたことに感謝感謝感謝感謝感謝。

 

感謝の気持ちを唱えながらヒッチハイク再開。

 

 

しばらくすると仕事でそっちに向かうと言うハイエースに乗った二人組のお兄さんが乗せてくれました。

 

同年代の2人と盛り上がり大間までの途中地点【大畑】の道の駅チックな場所【いさりびハウス】まで運んでもらいます。


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匿名のお兄様方ありがとうございました。

 

 

いさりびハウスでフラフラとお土産コーナーを見物し、駐車場でのペーっとしているとお年寄りをたくさん乗せた大きなハイエースの運転手が声をかけてきました。

 

運転手『大間まで帰るんだけど乗ってく?

 

僕『ありがたきしわわせえええぇぇ!!

 

先ほどのお兄さん方と別れて5分でヒッチハイク成功です。ありがたき幸せの乗車。

 

車の腹を見るとデイサービスセンターの文字が。


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ほほう。

 

車内に乗り込みおばぁちゃま方と楽しく談笑。

 

道中、野生のお猿さんを見つけて威嚇してみたり、青森のソウルフードだと言うあんバターサンドやらせんべいやら僕の大好きなカントリーマームやらたくさん甘いものを頂いたりでありがたき幸せの道のりでした。


カントリーマアムうめぇ。


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デイサービスの皆様方ありがとうございました。

 

 

そして目的地の大間に着きました。


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野辺地からの104kmの道のりを4時間で来ることができました。

 

これもひとえにのせてくださったみなさまのおかげです(ヒッチハイクをするために生まれてきたのはオレ)

 

降ろしてもらったスーパーで晩ご飯と明日朝のご飯の食材を買い、いざ歩いて最北端の地【大間崎】へ。

 

テクテク歩いていると大間崎まで残り1km地点でイケイケのクラウンに乗った男女に乗せていただきました。

 

Mさん&Sさん短い距離でしたがありがとうございました。実際肩爆発する寸前でした。

 

 

というわけで本州最北端大間崎着。


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記念撮影をし、マグロ丼をうまそうに食う観光客を恨めしそうに眺め、近くのキャンプサイトで野営でございます。

 

このキャンプサイト、電源が使える調理棟が無料で開放されていて世界最高峰の優しさが詰まった場所でございます。

 

ここでご飯を作っていると、埼玉からキックボードで来たという変態と出会います。楽しく談笑。


見送ったあと誰もいない海辺でボードをかざすも、やっぱり誰もいません。


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海沿いの風は相変わらずでございました。


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11日目

 

昨日の防寒対策により天からのお迎えを殉職させ気持ちのいい目覚めです。

 

本日はいよいよ北海道へ。

 

フェリーの予約をし、【勝手にお手伝い】と称して調理棟の掃き掃除を開始します。


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掃いて掃いてゴミを拾い、外のゴミも拾いシンクを流して完了です(誰かほめて。ねぇ、誰か)


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綺麗にして気分も良くなり歩いてフェリー乗り場まで向かいます。

 

 

到着。

 

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ここまでがんばったんだから最後くらい美味いもん食わせろともう1人の僕が言うので、1200円もする海鮮定食を食らってやりました。

 

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味は普通でした。


12食分の食費が一瞬で胃袋に吸い込まれて行ったのかと思うと、胃がキュンとします。

 

そしてフェリー代と含め4000円近く消えていきました。


気づいたらアイスも食べてました。

 

自分の【ま、なんとかなるでしょう精神】が怖くなって来ました。

 

 

そんなこんなで時間になりフェリー乗船。


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はじめての津軽海峡に年甲斐もなく興奮。船内を駆け回ります。

 

10分で飽きて就寝。

 

 

 

いよいよ北海道上陸。


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TSU☆ZU☆KU

 

 

★★★★★

 

【青森編】

 

▶︎移動

八戸駅〜本八戸〜十和田市

七戸道の駅〜野辺地町むつ市〜3km先〜

大畑いさりびハウス〜大間〜大間崎

 

▶︎ヒッチハイク台数

9台

 

▶︎総移動距離

802km

 

▶︎お手伝い

『人生相談』

『キャンプ場調理棟掃除(勝手に)』

 

 

▶︎頂きもの

お酒(しこたま)

ホテル代

1500円

アクエリアス2L

バナナ×2

あんバターサンド

ザラメ煎餅(いっぱい)

カントリーマーム(だいすき)

 

 

★★★★★

 

 

 

ほいじゃ(` • ω •´ )

 

 

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